平成26年8月19日(火)・20日(水)の二日間、横浜市が主催した『子どもアドベンチャー2014』に参加しました。
『子どもアドベンチャー2014』は、夏休みを体験学習等の一つの機会としてとらえて、キャリヤ教育の視点から子どもの「働く」ことの実感や学校では学ぶことのできない体験・学習活動の場を提供し、親子で子どもの夢を語り合うきっかけづくりや親子のふれあいなどを目的として、市内在住・在学の小・中学生等を対象に横浜市役所を中心に様々な仕事を子どもたちが見学・体験できるものです。
今年も多くの方々が参加されました。
よこはま学校食育財団では、1階には「給食献立」・「さかなの話」等を、5階には「調理器具を扱ってみよう」・「じょうずにはしを使おう」・「ちりめんモンスターをさがせ」のプログラムを用意し、学校給食や調理に関わる「なるほど!」を実感していただけるよう、「もっと知りたい!給食のこと、食べ物のこと!」と題した企画を行いました。
二日間で、子ども276人、大人178人、併せて454人の方々にご来場いただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
昭和24年から平成26年までの献立からピックアップした献立を掲示しました。
クジラの献立やミルク(脱脂粉乳)などの給食は子どもたち以上に大人の方の関心が高く、昔を思い出しながら懐かしがっていました。
同時に給食のレプリカや昔と今の食器・食具(はし、スプーン)を展示しました。
学校給食の主菜や、副菜として「どんな魚」が「どのくらい」使われているか、加工食品(ねり製品)の原材料は何の魚なのか、魚にはどのような栄養が含まれていて、体の中でどのような働きをするかなどの話とクイズを行いました。
大人も子どもも一緒に「魚」についての知識を学べ、とても好評でした。
給食で使われている「魚」の献立の中で、子どもたちに好評なレシピと魚の栄養などの一口メモを配布しました。
自分で豆本を作れるように、作り方についての掲示もしました。
バランスイ~ナちゃんと一緒に記念撮影ができるコーナーも作りました。
子どもたちの好きな献立の中から「麻婆豆腐の完成まで」を、写真を使って調理の過程を順番に紹介しました。
手をかけて、丁寧に作っていることが、わかるように工夫しました。
「釜を使った調理」やできあがった料理をクラスに分ける「配食(配缶)」の擬似体験コーナーを作りました。
お釜は段ボールと大玉を再利用して実物と同じ大きさに再現し、食材は発泡スチロールとテニスボールを使い、量と重さが体験できるように工夫しました。大きなヘラを使って力を込めて食材を混ぜ、次に食缶に大きなひしゃくを使って配食(配缶)する体験をしてもらいました。
調理員さんは片手で行っている作業ですが、子どもたちは両手を使って、一生懸命に配食(配缶)をしていました。実際に体験してみると見ているだけではわからない調理作業の苦労がわかったようでした。
給食室で使用している調理器具や学校に納品される食材の中で、家庭とは違う業務用食材も展示・紹介しました。
「はし玉くんとスポンジ君」を使って、箸の正しい持ち方を学んだ後「ミニトライアスロンゲーム」をしました。
ミニトライアスロンは、輪ゴム・鳩目・クリップ・大豆・白い玉を5本・5つ用意して2分間の間に移し替えるゲームです。
豆運びゲームも上級者用として用意しました。各自で自己記録へ挑戦です。
1分間に大豆をいくつ運べるかチャレンジしました。
みんな真剣な顔でゲームに取り組んでいました。
ちりめんじゃこの漁獲時に混じっている「えび」「いか」「たこ」「たつのおとしご」や色々な小魚を探して標本を作ってもらいました。魚の生態について考えられるようにサポートしました。