旬の食材には栄養も旨みもたっぷり含まれていて、食卓に「旬の香り」を届けてくれます。学校給食の献立にも「旬の香りや旨み」を取り入れています。ご家庭でも食卓に「旬」を取り入れてみませんか。
【あさりのスパゲティ】(5月の学校給食の献立より)
【グリンピースポタージュ】(平成4年5月学校給食の献立より)
グリンピース
缶詰や冷凍食品で一年中食べられますが、さやから出して新鮮な緑色、香りが楽しめるのは今の時期だけです。グリンピースはえんどう豆の未熟な実で、さやごと食べるさやえんどうと同じ仲間です。疲労回復を助けるビタミンB1、皮膚や粘膜を保護するビタミンB2やナイアシン、亜鉛を含みます。
グリンピースは、サヤなしより、サヤ付きを買って豆を出しましょう。サヤから出すとすぐ皮が固くなります。サヤむきをお子さんと一緒にやっても楽しいですね。
新たまねぎ
普段よく見かける薄茶色の皮がついたたまねぎとは異なり、皮は薄黄色、身は軟らかく水分が多く含まれ、甘みが強いのが特長です。たまねぎ特有の目に刺激をもたらす辛み成分(硫化アリル)は、血液をサラサラにする働きがあり、生活習慣病の予防になります。硫化アリルは熱に弱いので、生食に適した新たまねぎで効果的にとることができます。
あさり
春は一年中で一番おいしい時期といわれています。
あさりと言えば、東京の「深川飯」が有名です。せっかちな江戸っ子が、ご飯にみそ汁のあさりのむき身をのせて食べたことが始まりと言われています。たんぱく質をはじめ、栄養価も高く、特に鉄分が豊富で貧血予防に役立ちます。
グリンピースと新たまねぎのポタージュ
作り方
スライスした新たまねぎ・砂糖を加え、弱火でたまねぎが透き通ってしんなりするまで炒める。
【こげつかないように注意する。砂糖を加えると豆が柔らかく煮える】Point!