旬の「だいこん」や「じゃがいも」「にんじん」などの根菜類をたっぷり使ったおいしい煮物です。
原産地は、地中海沿岸地域から中央アジア(いろいろな説がある)。4000年以上前に古代エジプトですでに栽培されていた。日本には8世紀ごろ中国から渡来する。古事記にすずしろ、おおねの名前で書かれている。
・青首だいこん
地表に出ている部分が緑色になる。宮重群を主体として育成された一代雑種の品種です。
・白首だいこん
地表に出た部分も白のままです。「みの早生」「練馬だいこん」「三浦だいこん」
・聖護院だいこん
煮崩れしにくく、甘くて苦みが少ない。
・かいわれだいこん
水耕栽培され、種をまいて発芽したものを数日で収穫したもの。「大阪四十日」と呼ばれる品種は栽培すると直径4~5㎝、長さ20㎝程度のだいこんが収穫できる。
《変わり種だいこん》 ・桜島だいこん 世界最大のだいこんで漬物に用いられる。
・黒だいこん ヨーロッパ由来のウインターディッシュの一種です。黒の他茶、灰、褐色等の色がある。
・青皮紅芯だいこん 丸型の青首だいこんで、内部は鮮やかな紫紅色。甘味に富み、生食、だいこんおろしに向いている。
新鮮なもの・・・・しっかりと太った、ずっしりと重いもの。 カットしたもの・・切り口がきめ細かく「(*)ス」が入ってないもの。 葉付きのもの・・・茎から葉までみずみずしいもの。
*大根の細胞と細胞の間にできた気泡が原因で、だいこんの根に隙間や穴が開いてスポンジ状になってしまう現象。
根にはビタミンCとデンプン分解酵素のアミラーゼが含まれています。葉には豊富なカロテン・ビタミンC・カルシウム・食物繊維が含まれている。だいこんの辛味成分「アリルイソチオサネート」は胃液の分泌を促し、腸の働きを助けてくれる。