こまつな
栄養豊富なこまつなを使った短時間にできるおかずです。煮汁をたっぷり吸った油揚げと、カルシウムたっぷりのしゃきしゃきしたこまつながとってもおいしいです。
中国が原産で、東京都江戸川区の小松川あたりで栽培されていたため、こまつなという名前になったと言われています。この名前は江戸時代に記された書物に度々登場するため、関東では広く普及していたものと考えられます。
冬に収穫されることから冬菜、雪菜などと呼ばれています。寒さに強く、霜が降りると甘味を増して味がよくなります。
葉が肉厚で丸みがありきれいな緑色のもの、茎があまり太くないものを選びます。 保存するときは、濡れた新聞紙で包んでポリ袋へ入れ、冷蔵庫に立てた状態で保管します。日持ちは2~3日程度です。すぐに使いきれない場合は、かためにゆでてしっかり水気を切り、小分けして冷凍しておくとよいです。
こまつなは、栄養価の高い緑黄色野菜です。ビタミンA・C、カルシウム、鉄分、食物繊維などを多く含んでいます。中でもカルシウムの含有量が豊富です。カルシウムは、子どもの骨の成長に欠かせないだけでなく、神経の伝達をスムーズにして気持ちを落ち着かせ、イライラ感をなくす効果もあります。 ビタミンAは、粘膜や皮膚を保護して、外部からのウイルスの侵入を防いだり、免疫力を高めてくれます。