や葉、つぼみを食用にします。特有のほろ苦さがありますが、ゆでると甘味が出ます。
なばなには菜種油を取るための品種もあります。
ブローコリーやカリフラワー、チンゲンサイやターツァイ、キャベツや白菜なども同じアブラ
ナの仲間です。
桃の節句に合わせて、3月3日の前後に季節の食材「なばな」を使った「菜の花ずし」の献立を実施しています。
さけのピンクとなばなの緑、卵の黄色で春を感じさせる彩りのよい「おすし」です。
給食では、卵そぼろは別に配食し、その他の具を「すめし」にのせます。
菜の花は初春(2月頃から3月にかけて)が旬、春一番の季節を運ぶ食材です。
大西洋岸、地中海沿岸のヨーロッパ
和種なばな・・・おもに花茎とつぼみ、葉を利用する「花蕾タイプ」で基本的に緑色は淡め。昔ながらの在来種のほか、品種改良されたものもあり、15㎝ほどの長さにそろえて束ねて売られていることも多い。
西洋なばな・・・「葉茎タイプ」で、おもに花茎と葉を利用します。全体的に緑が濃く、和種なばなに比べて苦みが少なめで甘味がある。栃木県特産「かき菜(佐野そだち菜)」や福岡県の「博多な花おいしい菜」もこのタイプです。
アスパラ菜(オータムポエム)・・・中国野菜の「紅菜苔」や「菜心」の交配から誕生したアブラナ科の野菜。なばなのようにトウ立ちした茎や葉、黄色い花のつぼみを食べます。ほのかにアスパラガスのような風味と甘味があることからこの名前になったそうです。出回り時期は11月から3月頃。品種は「オタームポエム」や「愛味菜(まなみな)」などがある。
「なばな」はβカロテンの含有量が多く、カルシウムやビタミンKも豊富。葉酸や食物繊維、カリウム、ビタミンCも多く含む。
京野菜と知られる「寒咲花菜」は12月頃から出始めます。